“訓読みで日本語の造語力が高まった” とは劇作家井上ひさしさんのお考え。
日常のことばづかいでは気にすることはありませんが、たしかに漢字の読み方はふたつあります。
角川必携国語辞典で訓読みをひきますとこうあります。
漢字にその意味をあらわす日本語(すなわち、大和ことば)をあてて読むこと。
訓読み:年月(としつき)
音読み:年月(ねんげつ)
漢字を字面通り読むのでなく、漢字が持つ意味を感じながら読み方を考えている気がします。なんとなく「としつき」の方が丸く感じますよね。
漢字によっては、ふたつイメージの膨らませ方がある。言葉と向き合うことを意識すると見えてくるものがまた違ってくるでしょう。
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