音読、小学校の授業(高校もカナ)での記憶が残っています。この音読、オトナになってあえて文章を音読すると意外と新鮮に感じるかもしれません。最近、この3冊は気に入りつつあります。
- アンデルセン、森鴎外訳の『即興詩人』
とにかくシビれます。いわばヘビーメタルのような雰囲気。 - 樋口一葉の『たけくらべ』
息も続かなくなるほど、一段落を読点「、」でつなぎます。句点「。」が少ない。ともすれば、一文は短くと気が向いてしまうわたしですが「、」でつないでもよいのだなぁと癒されます。 - 二葉亭 四迷の『浮雲』
これはもう、読んでいて愉快です。古今亭志ん朝の噺を聴いているかのようなリズム感。
冒頭を読むだけでも十二分にたのしめます。そして口からでる言葉と身体の体感のふたつが、意外と合っているなあと思われるかと思います。時代はどうあれ、やはり母国語なのですね。
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