「詩」というものは黙読するものだと思っていた。ただ、記憶をたどると声に出して残る詩もあった。
宮沢賢治さんの「雨ニモマケズ」は最たるものだと感じる。また、詩ではないが福澤諭吉の「学問のすすめ」の冒頭も有名だ。なににせよ名文といわれるものをそらんじることの出来る方は素敵だなぁと思ってしまう。
覚え込むというよりも、口にして思い出してみるという動作でそらんじることができるのではないか。そして、覚えることよりも思い出すことに焦点を当てることが結果として記憶に残りやすいことは最新の脳科学でも証明されつつある。
詩は声に出して読むものだ…と大人になって改めて気づかせてくれたのはアレン・ギンズバーグの動画。添付しておく。
素読のすすめ (ちくま学芸文庫) 2017/11/9
著者 : 安達 忠夫
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