「Masterclass」というオンラインセミナー、ご存知ですか。先日、このセミナー内に売れっ子作家マルコム・グラッドウェルのコースが開講されまして、申し込みをしました。そして、ふと思いました。自由に英語を使えるわけでもないのに申し込んだ自分の無謀さと、それ以上に、私はなぜ、英語を学び続けているのだろうかと。
なぜ、なんて哲学めいたものはないわけですが…もにょもにょ振り返ります。とにかく勉強をしてこなかった学生時代。勉強方法というモノを知らなかったゆえかなぁとも今となっては思います。
そして唯一、勉強方法にピカピカピカーってひらめいたのが英語学習だったかもしれません。それは意外と単純で “英語は長文で学ぶ” というスタンスでした。
いまでもひらめいた瞬間を覚えています。Z会という学習支援企業が出版していた、長文読解テキストの1ページ目でした。掲載されていた文章は、ヘミングウェイの『老人と海』。高校生のテキストにしては高尚すぎません!?という感じですが、Z会はそういうステータスだったのであります。
結局、このZ会テキストは読み切れず、というかヘミングウェイの数行しか読めなかったのです。しかし、それでもヘミングウェイの独特な文体にうんうん悩み。そして、それは文法の省略方法にあるなどというZ会解説を読み、驚くばかりだったのでありました。
おそらく文法テキストでは出てこないであろう英語、に接して興奮したのでしょう。
それ以降、英語は長文で学ぶというスタンスに固辞し続け、むしろ文法軽視でちょっと遠回りもしているのですが、生きた文章を味わうには長文(物語)をという選択は今でも合理的だと思っています。
合理的などというと味気ないですが、物語の方が知的好奇心がくすぐられ勉強が長続きする、と言った方が正確に思います。
長文へのチャレンジ、大切です。最初は苦痛ですが、脳みそにも筋力があって、長文筋力が付くのではないかと密かに思っています。
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たしかZ会のテキスト、こんな感じだった気がします。目次が分からないので違うかもしれませんが。。。
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