丸山眞男(まるやま まさお)氏の『文明論之概略を読む(上)』岩波新書によると、古典との付き合い方はふたつあるようだ。
- 「虚心坦懐」に向き合う
- 早合点をしないこと
古典というと、どうしてもその著者に対しての様々なイメージがついてしまいがち。それらを敢えて横に置き、記された内容に向き合うことが大切。
一を聞いて、十を知る。このあわただしい現代社会では求められるヒューマンスキルに思えます。これをも敢えて横に置き…これについては疑問を抱えたまま、そのまま読みするめるとのこと。
現代において、古典と向き合うこととは、客観的に己を見つめることだと丸山氏は述べています。
毎日、一行、一文でもよいから古典と向き合う時間をつくりたいですね。
※写真はノームチョムスキーの生成文法に関する古典
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文明論之概略を読む 上 (岩波新書 黄版 325)
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