自分の部屋なら明かりがなくとも
ティム・オライリーさんの考え方のヒントがさっそく示されています。パート1のタイトルは「正しい地図をつかう」。
自身について「世の中では未来を予測できる人と見られている」。しかし、そうではないとティム氏。むしろ、自分のことを「地図を描く者だと思っている」。「ひょっとしたら、起業家やベンチャーキャピタリストはこのような地図を描くことがうまいのかもしれない」と述べます。
そして、自分の部屋ならば暗がりであっても歩き回ることができるとの例え。地図を持つこと、すなわち自分の中で見取り図をもつことの有用性を重ねて行きます。
地図もアップデートが必要
道路や鉄道が敷設されていくように、自身の地図もアップデートの必要がある。そして、そこにこそチャンス(パターン)が見えてくるのだ、と。
とてもシンプルなたとえ。パート1はモノの見方を述べてくれるということでした。ですので、慎重にヒントを味わっていきたいですね。
新旧地図の境に気がつくこと
ティム氏は新しい地図をさらにパズルのピースに言い換えます。未完成のパズルには、いくつかピースのうまっていないところがある。それら空白は、突然、ピースが浮かび上がってくることがある。
まずは、その空白に気がつくことであり、そして空白周辺のギャップにも気を配ることが大切であると教えてくれます。
未来を見つけるのは、まわりの人々と協調してすすめるものでもある、とティム氏。
新旧とギャップ
いままでの地図と、新しい地図。その二つの違いに未来へのヒントが埋まっている。それらはパズルのピースのようなもので、全体像を眺めながら、空白部分のギャップに心を配ること。現在において未来を視るヒントだと述べてくれています。
身の回りを見ると新旧の情報や、そのかけらはいくらでも見つけることができます。その二つをつなぎあわせてギャップを感じる。
その積み重ねをしていきたいですね。
※WTF? /// 読み解きにあたって
https://www.storyinnovation.me/2019/01/15/wtf-in-the-beginning/
※「WTF?」に関わるまとめ読みは下記より
https://www.storyinnovation.me/tag/wtf/
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- 出版社:Cornerstone Digital
- 発売日: 2017-10-19
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