WTF? /// 011 : 構成は4つのパートに

ティム・オライリーさんの考えとは

「目次」ってよくみると、不思議な漢字の並びですね。よく出来ている目次は、眺めるだけで本の全体像が浮かび上がるものになっています。

そして、丁寧な本は「はじめに」などの部分で本の構成を示してくれます。

本書『 WTF? 』も例にもれず、ティム・オライリーさんがご自身の考えとともに構成を記してくれています。

第1パート目

オライリー社が使ってきたイノベーションなど起こりつつあるテクノロジーの動向を把握する方法。これらを述べてくれるようです。

また、

未来を理解するには既成観念にとらわれないことが大切だ

とオライリーさん。

第2、第3パート目

前述のモノの見方を応用させていくのが、この2つのパート。かつ「アルゴリズム」にも言及。

アルゴリズムによってコントロールされたプラットフォーム(たとえば、Uber や Lyft、Airbnb、Amazon、Apple、Google、Facebook)。これらは思う昔からあるものだとオライリーさん。楽しみですね。

最終パートの第4

わたしたちが社会をつくりあげていくための選択肢について。

産業革命からの歴史(資本の集中)、戦後の生産性の向上(生活の質の向上)と基礎研究(航空、化学、コンピュータ、遠隔通信)と教育。

そして1980年代の “欲”を肯定する世相と金融市場の拡大。この40年間の選択は誤りではないかとオライリーさん。

それらを踏まえて、現在わたしたちに示されたテクノロジーについて「選択」というコトバを強調しています。

最後に以下のたいせつさを述べて、「はじめに」を締めくくります

技術革新による成果を共有すること
技術革新をかしこく使うこと

かなり気持ちのこもった「はじめに」でした。本編がたのしみですね。

P.S.
全体像の部分には、付せんなどを貼っておくことがおすすめです。本文を読み進め、迷子になったら立ち戻ると効果的。

☆ 次回からパート1にうつります ☆

WTF?: What's the Future and Why It's Up to Us[Kindle版]

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  • 作者:Tim O’Reilly
  • 出版社:Cornerstone Digital
  • 発売日: 2017-10-19
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 kenya harada
 マーク・ローグ | Marc Logue 代表

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