WTF? /// 003 : 本文前後の細かい部分

この6つ。意外とあなたが本を活用するのに役立ちます。

『WTF』洋書の発行年は表紙のうら2ページ目くらいに

1.発行年は中面表紙の裏に

日本語の本は、発行者の情報や発行年はだいたい巻末にあります。洋書の場合は、表紙を開いて、2ページ目くらいの中面表紙の裏側にあることが多いです。

見落としがちですが、いつ発行された本なのか。また改版があるのか、など貴重な情報になります。

2.いちばん大切にした人へ捧げるお礼の部分 - dedication

『WTF』御礼を伝えます - dedication

こちらも表紙を開いて、3ページ目くらいにある部分です。著者が発行するにあたり、いちばん大切にしている人へ捧げるお礼の文章。だいたい一行程度ですが、家族であったり、コト物であったりと著者らしさがでて興味深い部分。

著者のクセをつかむにはよいかもしれません。マニアックな部分ですが、眺めるとかなりオモシロイですよ。

3.まさに宝箱や~ – Notes(参考文献)

『WTF』参考文献

これまた一般的な邦書では述べられませんが、洋書はわりと記述した内容の元(情報源)をしっかりのべてくれることが多いです。

本文と参考文献は、ナンバーが振ってあり、リンクをしていることが多いです。丁寧にここを行き来すると、純度の高い情報源に突き当たることが多いです。まさにお宝。

この参考文献部分も、翻訳をされたときにはカットされることが多いのが残念です。翻訳をするとページ数がずれていくので、本文と参考文献のリンクが手間なのでしょうね。それと参考文献にも翻訳が出ているのか…とか調べるのも大変な手間なのでしょう。

4.索引(index)で知りたい情報にすぐアクセス

『WTF』索引 - indexは便利

ほぼ洋書にはついている索引。知りたい情報にすぐアクセスできるので便利です。

たとえば、わたしはいま脳科学(brain)と認知科学(cognitive science)が気になっています。本書 WTF ではそれらに触れられているのか気になるところです。興味がある分野があれば、本文にも気分が乗ってきます。

で、調べてみると、残念ながら脳科学と認知科学に関する記述はないようです。

ただ、無い、とわかるとそれまた安心するのが人間の不思議なところ。気負うことなく読んで行けそうです。

また、索引に記されている斜体(イタリック)部分は、本のタイトルであることが多いように思います。斜体部分を眺めてみて、知っている本がないかとか、または本の傾向がわかったりするのも本文理解には役立ちます。

5.おまけ:わたしのクセ

裏面に読書記録(日付)を入れます

最後のページは、白紙のページになっていることが多いです。ここに読書記録(どこまで読んだかの記録)をつけたり、メモを書いた入りします。

WTF に関していうと、2017/10/10にサラ読みしているのがわかります(笑)サラ読みというのは本文を眺めて、気になるページに付せんを貼ってみたという感覚。

6.付せんを貼り貼り

本の裏に付せんを準備

また裏表紙の内側には、フィルム上の付せんをたくさん貼り付けておきます。100円均一で購入できる薄い付せん。気になった時に付せんを貼ることができるので便利ですよ。

☆ 次は本全体を馴染ませていきましょう。 ☆

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  • 作者:Tim O’Reilly
  • 出版社:Cornerstone Digital
  • 発売日: 2017-10-19
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 kenya harada
 マーク・ローグ | Marc Logue 代表

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