エッセイを書く機会をいただいており、この一年、菊池寛を追います。昨年は平野啓一郎さんを追いました。
この追っている最中は、他者による解説や論評をなるべく少なくして臨むのため、不思議な枯渇感を覚えます。好奇心が増し、作品に集中できるといいますか…
経歴を整理すると、菊池寛は作家であり、ジャーナリストでもあったそうで。ジャーナリストという側面は知りませんでした。おそらくその流れなのでしょうが、文藝春秋社を設立。芥川賞、直木賞を創設します。
先日は菊池寛としての処女作『屋上の狂人』を読み、文章を書きました。どのような視点で菊池寛を追っていくのか。作品を時系列で読むごとに自分の視点が深まっていくので楽しみですね。
ひとりの作家さんを追う。文章を書くからできることでもあり、結構たのしくてクセになります。
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