ピクサー社のCEO エド・キャットムルが記した本、『 Creativity, Inc.: Overcoming the Unseen Forces That Stand in the Way of True Inspiration 』(邦訳:ピクサー流 創造するちから――小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法)をこの数ヶ月読んでいました。
数々の名作CG映画を残してきているピクサー社。その想像力の源泉はどこにあるのか。著者の、そして同社の歴史を振り返りながら、組織のつよみを語る一冊。
私が感動した点は、ピクサー社では “問題” というものをとても前向きにとらえていること。問題はチャレンジであり、さらなる創造性を発揮するためのきっかけとも捉えています。
すばらしいのはこれが会社の隅々まで共有されているであろうこと。その様子はYouTubeなどで公開されいる動画からも窺い知ることができます。
本書では、個々の作品が社内でどのような時期に作られたものかも語られています。ですので、気になる映画をチェックしながら本書を読むと、映画も本も楽しみながら学べることは間違いのない一冊です。
かくいう私も、本書を読むまで(また上記動画を見るまで)気にしていなかった「インサイド・ヘッド」「カールじいさんの空飛ぶ家」を見終えました。再び本書を手に取ろうと言う気になりました。いくども楽しめる一冊と思います。
本と映画などメディアを重複させて学んでいくのは効果的(楽しめる)ですね。
Creativity, Inc.: Overcoming the Unseen Forces That Stand in the Way of True Inspiration
コメント