自動車レース F1 の話です。日本の自動車メーカー 本田技研工業(ホンダ/Honda)はいくどかF1に参戦をしています。現在、まさしく2015年より四期目としてエンジンを提供する立場で参戦中。
現在のF1エンジンは、ハイテクのかたまりと言われています。技術的な内容はわたしもよくわかっていないのですが、昨今のエコな流れを踏まえてのエンジン規約。
いわゆるエンジンに加え、エンジンが生み出したエネルギーやブレーキをしたときのエネルギーをさらに動力に戻すという仕組みになっているようです。
ですので、単なるエンジンではなく、パワーユニットと呼ばれています。
参考記事)https://formula1-data.com/glossary/car/body/power-unit
ホンダ以外のF1のエンジンメーカーは、メルセデス(独)、フェラーリ(伊)、ルノー(仏)の三社。この三社は近年F1に継続参戦しているため(フェラーリは1950年代から参戦なので別格)、技術的なことが蓄積しやすくなっています。
片やホンダは、断続的にF1参戦をしているため継続性があるとは言い切れない。そのような中、ハイテクの集合体であるパワーユニット時代のF1へ参戦を決めたのはまさに決断だったと思います。
現実は甘くなく、2015年のF1参戦以来、ホンダは苦戦を強いられ続けていました。
今年はパートナーチーム(エンジン搭載チーム)を替え、新たに歩みをはじめました。テストシーズンでは快走を期待されるも、二週間前のF1開幕戦では苦戦。多くの人が今シーズンも険しい一年になりそうだと想像し始めた矢先。昨日のF1第二戦目では、目を疑うかのような結果を残しました。
近年のF1では、三強と呼ばれるチームがあり、誰が4番目のチームになるかが注目されています。この4番目のチームの椅子に、第二戦ではホンダエンジン搭載チームが予選でも、本戦でも座ることができました。
2015年から三年苦しい戦いを続けてきたホンダという企業の判断も、外からは想像することはできません。さらに2021年には再びF1エンジンのルールが変わると言われています。この先、三年気張って欲しいですし、さらにはそれ以降のルール改正にうまく乗っていってほしいと願っています。
F1は、ドライバー、チーム、エンジンメーカー、スポンサー、そしてファンのそれぞれの物語が楽しめるスポーツだと思います。
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