素読について その5

素読について『素読のすすめ』著者 安達氏 は、実際に素読を受けた経験のある貝塚茂樹博士へインタビューを行っている(P.49より章末まで)。

テキストは「大学」。(祖父)が棒先で一字一句指し、時には返ったりしながら音読。丁寧に読むので、一度にたくさん進むというものでもなかった。意味は分からず、読むことに集中。時間にして10分か20分。少しずつを3回ほど繰り返して読む。次の日には前日行ったものを振り返って、次に進む。注なども読まない。ただ進むのみ。そして毎日やること。反復と持続。

当時は(時代として)時間があったから出来たものかもと回顧されている。

素読というものを聞きはするものの、いざやるとなればどうすればよいかはわからない。

ただ、もともとは物語の語りかけに近いものである。そのように捉えれば、じっくりと育てていくものと感じる。またそのためには、自分が楽しめる(耳と口で体感できる)ものであること、また、古典(長く読まれているもの)を用いることが大切ではないか。

素読のすすめ (ちくま学芸文庫) 2017/11/9
著者 : 安達 忠夫

素読のすすめ (ちくま学芸文庫)

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 kenya harada
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