『日本史のツボ』著 本郷和人教授 文春新書(2018/1/20)、P216から。
なんだかくだらないことをしてしまったなぁ…
などと後悔することは誰にだってあるもの。この「くだらない」も中世の地域距離感が関係していました。当時は関東とは言えども、関西とは言わなかったそうです。どのように関西を示したのかというと「上方」。上方落語などに表されます。
当時の経済の中心は朝廷を中心とした京都に大阪。質のよいものは最先端の上方からやってくる。それに対して、くだるに足らない(下らない)ものは質がよくないということで「くだらない」となったとか。
もっともこれも諸説あるようです。語源の諸説をコレと決めることはしずらいでしょう。ですので、語源ひとつをとっても、物語を味わっているのだ。そのような付き合い方もしてみるとコトバをより一層楽しめていけるはずです。
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