「うん、そして」の法則 – 脱でも、だけど

日常会話は面白いもので、自分の口ぐせを少し意識しながら話をしてみると気が付くことが多いです。話はじめに「え~」と言葉を発し、つなぎながら、ながら資料を眺めてみたり。

自分でも気を付けたいなと思っているクセがひとつあります。それは「でも」「だけど」です。ビジネスの会議ですから、おのおの思いや考えがあってその場に参加をしています。すると、相手の言葉に賛同できない、または、少し言い換えたい場所がでてくるのは当然の流れです。

そこで登場してくるのが「でも」「だけど」。悪気はない。ただただ、出てしまう。そして出した方は気にしていないけれども、言われた方は「でも」「だけど」の後には、自分の発言を否定する言葉がでてくると予想してしまう。

会議は話の内容が積み重なってくのがベター。否定の言葉が入るだけで、その積み重ねがむずかしいものになってきます。

では、どうすればよいのでしょう。そこで登場することばが「そして」です。前のひとの話をうけて、とにかく「そしてね」ではじめてしまう。これは意識しないと難しいのですが、言いにくければ「うん、そしてね」と “うん” を入れてみましょう。

これも不思議なもので、うん、とひとつ間を置くだけで「そしてね」が言いやすくなります。意味としては “でも” よりも “うん” の方が肯定的で相手に嫌な感じを与えないのはもちろんなのです。それ以上に興味深いのは「でも」も「だけど」も相手のことを否定するのではなく、ただ単に自分が話はじめるための【拍子】に過ぎないことが分かります。

ですので、話はじめに、少し間をおいてみる。それだけでも効果的です。心の中で「うん」とつぶやいてから話し始めても良いでしょう。お試しください。

・━ おたのしみいただけましたか?「物語」に関する週刊メールマガジンもあわせてどうぞ(無料配信中 // 毎週火曜日) ━・

みなさまと同じく、わたしもスパムメールは好みではありません。お気に召さない場合、メールマガジンの解約もワンクリックでできるようにしてあります。

※ただいま「会議でのコミュニケーションに変化をもたらす5つのコツ」もプレゼント中

メールマガジンに登録する

* indicates required


そして灰色の「Subscribe」ボタンをクリック


 kenya harada
 マーク・ローグ | Marc Logue 代表

◎ミーティングでのコツ
Story Innovation をフォローする
リテンション に 物語 を。 | story innovation

コメント